HIOKI E.E. Corp.

DCIMをはじめとするデータセンターの総合管理システムは施設全体を同じ粒度で見る前提ですが、実際のラックには"格差"があります。
AIサーバーのように停止が許されないラック、障害履歴があるラック――こうしたラックほど、全体監視の平均化された閾値の中に埋もれます。
本ページでは、総合管理を置き換えず、要注意ラックだけを抜き出して精密に予兆を捉える考え方をご紹介します。


すべてのラックは、
「平等」じゃない。

AI需要拡大でラックあたりの電力密度は上昇しつづけている。 汎用ラックは停止しても影響が限定的だが、AI/HPCラックは停止=学習ジョブのロスト・SLA違反・高額な再計算コストに直結する。にもかかわらず、多くの現場は全ラックを同じ監視閾値・頻度で扱っている。


ラックの格差とは

DCIM/iPDUでは
「見えない」領域。

iPDUの先にある「品質」の壁

インテリジェントPDU(iPDU)の普及により、ラック単位での電力"量"の把握は当たり前になりつつある。電流・電圧・kW・kWhをコンセント単位で記録し、キャパシティ管理やコスト按分に使う――この用途において、iPDUはすでに十分な役割を果たしている。

しかし、iPDUが得意なのはあくまで**「量」の管理**。

収集頻度は1ラックあたり毎分500データポイント程度(更新間隔にして約120ms)が一般的な水準であり、これは「今どれだけ使っているか」を把握するには十分でも、電流の微小な揺らぎ・急峻な過渡変化・高調波の増加・瞬時電圧サグ/スウェルといった**「品質」「瞬時現象」**を捉えるには粗すぎる。

iPDUの普及が、現場に次の問いを突きつける

iPDUが電力量の可視化を"当たり前"にしたことで、次に現場が向き合うのは

「量は見えている。では品質は?瞬時に起きている現象は?」

という問いだ。AI/HPCラックのように停止が許されないラックほど、この問いに答えられていないケースが多い。iPDUの普及は、電力品質・瞬時現象の見える化という次のニーズへと、現場をシフトさせていくと考えられる。iPDUが電力量の可視化を"当たり前"にしたことで、次に現場が向き合うのは「量は見えている。では品質は?瞬時に起きている現象は?」という問いだ。AI/HPCラックのように停止が許されないラックほど、この問いに答えられていないケースが多い。iPDUの普及は、電力品質・瞬時現象の見える化という次のニーズへと、現場をシフトさせていくと考えられる。

 

重点ラック・要注意ラックに絞りこみ”品質”と”瞬時現象”を診る

要注意ラックの選定基準:用途(AI/HPC・基幹系)/履歴(過去アラート)/負荷(高密度)/冗長性(単一障害点)

最新のDCIMやiPDUが狙っているのは、「どこのGPUサーバーが危険か」を予測することだ。
データロガーやパワーアナライザを重点ラックに設置し、急峻な電流変化や温度上昇を高速でモニタリングすることは、高機能DCIMの必要性を裏づける作業と同等と言っても良い。どんなサンプリング速度でモニタリングするべきかを把握しなければ改善も難しい。

氷山の下に隠れている危険な兆候を専門測定器で追い込んでいく
ピンポイントの温度把握(LR8450)+電力品質(PW4001 or PQ3198)+熱と電力の同期測定(SF4300 GENNECT Space)
どこで何を測るべきか仮説を立てる。 温度懸念のみ/電力懸念のみならLR8450単体・PW4001単体でも可

参考資料:データセンターの環境室モニタリング 各種UPS運用テスト多用途機器

直感的なデータ解析で
「限界点」を探る。

GENNECT Spaceでは、データロガーやパワーアナライザーの測定データと、PCに接続したUSBカメラやサーモグラフィーの動画を同期して記録できます。数値データと映像・熱画像をあわせて確認することで、長時間試験においても、試験中・試験後の両方で温度分布や変化を直感的に把握。測定した時系列データは、GENNECT Space上で自由に解析することができます。さらに、データロガーの本体やモジュールの設定も簡単に変更できます。

測定したデータは、GENNECT SpaceでCSVファイルとして出力することができます。必要な項目を選択し、CSVファイルに出力して詳細に解析できます。

やばいヤツだけ
「監視」する。


継続監視への移行 温度と電力の一括管理

データロガー LR8101,LR8102 は温度と電力は当然ながら、ユニット追加により電流の測定も可能です。

重点ラックに必要な計測スピードで、必要なポイントだけを測定し、危険状態を通知する! 

電力と温度をリアルタイムに同時測定 4点警報機能で危険を通知

・ 拡張性と汎用性:3000 ch 温度(熱電対)、120 ch 電力
・ 高精度電力測定:AC/DC ± (0.02% reading + 0.05% of range)
・ 高電圧測定:DC 1500 V 確度保証
・ 高速サンプリング:データ更新間隔 5 ms
・ 豊富な電流センサ:クランプ型と貫通型、最大 AC/DC 2000 A 対応

※ 仕様は選択モジュールにより異なる

そのラックを止めるな!


電力・温度・波形記録 今必要な計測器に悩んだらご相談ください

 

 電源品質アナライザ PQ3198

パワーアナライザ PW4001

 

メモリハイロガー LR8450

データロガー LR8101

~ Flow ~

漠然とした疑問だからこそ、すぐに質問

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また、ご希望に応じて、無料でデモ機をお貸し出しすることも可能です。